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活動記録や日々思ったことなどわりとフリーダムに書く予定です。
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早野屋です。今日はすごいどうでもいい話をします。






 早野屋のバイトの日の朝は早いです。朝5時に起床し、朝飯とコーヒーを胃袋に詰めてコンビニのバイトへ行ってきます。普段は自転車で職場へ向かうのですが、今日は積雪がエクストリームモードでしたのでいつもより早めに起きて歩いていきました。
 大雪による買い溜めの所為なのか出荷の人の予定がずれたのか、店に入ると商品棚はガラガラ。品が閑古鳥状態でした。日付チェックが楽でした。
 そんな感じで働いてる時、ペアになってる先輩のおばちゃんと話をしていると
「今日は雪掻きと犬の散歩をしてからここに来た……!!」
と言っていました。おじちゃんおばちゃん勢は何故あんなに早起きの辛さをものともしないのでしょう……。おばちゃんマジぱねえっす。
次におばちゃんはこう言いました。
「今日はこの後旦那も使って雪掻きの残りを片付けるとしよう…!ハッハッハ!早野屋君もよく家で雪掻き手伝わされるだろう…?」
 ……あれ?そういえば俺、雪掻き手伝ったことないな。この年で。でもここでやっていないって言うのはなんか恥ずかしいなー……よし。
「アッ…ハイ…ソッスネ…」
 嘘を付きました。己の臆病な自尊心と尊大な羞恥心が、相手から真実を奪うことに対する躊躇を消し去ってしまったのだ。己の評価を貶めかねない真実を己の心の醜さで隠し、偽りに満たされた下らない見栄を守った後に残るものは、後悔の念と自身に対する失望と憤怒の感情のみ。ああ、このように、私は愚かにも偽りの自分を演じ、心を空虚と負の感情に満たしてしまったのである。

 そんな感じでバイトを終えて心に残った行き場を失ったどす黒いものを抱えながら帰路に着いたとき、にわかには信じがたい偶然が私の身に起こったのだ。

 なんと、家の前に雪掻きが置いてあったのだ。きっと親が後でやろうと置いたのだろう…。だが私には聞こえたのだ。その雪掻きが私に対してこう言葉をかけたのを…

「やらないか」

 うほっ!いい雪掻き…!そして僕はその雪掻きに導かれるまま、ほいほい雪を掘ってしまったのだった…。

 その雪掻きをしたところで果たして私の心の後悔と己への失望と憤怒は消えるのだろうか…。終わった後にはまた何も残らずただただ空虚という名の雪を掻き出すだけの生きた死人と化すだけなのではないか…。私はそのような危機感をまるで感じなかったわけではない…。
 だが、私に道は残されていなかった。二十歳を超えてなお家の雪掻きを手伝わず、なおかつその真実を矮小なる見栄を守るためだけに闇に葬り、結果失望と憤怒と後悔だけを己の内に残したこの凡愚がこの状況で出来る事は…。過去の贖罪をし、少しでも空虚と黒きもので満たされた心を、他の感情で満たすには……!

この場で雪掻きをするしかないのだから………。


 マジ疲れました……。インドア派には辛い…早野屋でした…。
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